KIT-DCF-37TEL-2C 部品セット

電波障害対策 テレホン、インターホン用 コモンモード・チョークの作り方

1.9MHz〜50MHz帯 対応のコモンモード・チョーク KIT-DCF-37TEL-2C を作ります
機器や接続BOXなどに内蔵できるように小型のコア2種類3個のフェライトコアを使います
フェライトコアに、バイファイラ線を巻いて、コモン・モード・チョークを作ります
複数のコアの組合せで、広帯域、高インピーダンスを実現し、1.9MHz帯〜50MHZ帯の高周波に、強力な効果が期待できます
この
コモン・モード・チョークはTELやインターホンの親機、子機などの入出力端子や、コードの中間に挿入してコードから混入する妨害波を抑制するもので、障害の対策や予防に役立つと思います


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KIT-DCF-37TEL-2C の作り方  |||||||||||||||||||||||

  @、色別2本の0.32mm ETFE被膜線 または、0.4mmポリエチレン被膜線50cmをよじってバイファイラ線にします
  A、そのバイファイラ線を小型の2種類3個のフェライトコアを横並べで、巻き込みます
    3個のフェライトコアは、FT-37-43を中間に、両サイドに FT-37-75 を配置します
 
  コアの巻き方の通り10+10+10=合計30回巻(コア内通過数)します、
     (FT-37フェライトコアのサイズは、約 直径9.5mm内径3.05mm厚さ3.3mmです)
  B、巻き上がりましたら、熱収縮チューブで固めて完成です

コモンモード・チョークの構成図

部 品 表
フェライトコア FT-37-43----1個 (白色マーク)
フェライトコア FT-37-75----2個
0.32mm ETFE被膜線 または、
0.4mmポリエチレン被膜線50cm----2本(2色)
熱収縮チューブ 10φ 4cm----1


コモンモード・チョークの完成図

入出力の方向性はありません


巻き上がり例



完成例

完成サイズ 約40×13×7mm

KIT-DCF-37TEL-2C コモンモード・チョークの 減衰特性 概略

周波数 MHZ 0.5

1

1.9 3.5 7 14 21 28 50 100 150
減衰量 -dB 20 25 30 30 30 30 30 30 30 27 22
インピーダンス kΩ 1 1.8 3 3 3 3 3 3 3 2.2 1.2

  *フェライトコア FT-37-43に、白色マークをつけました(FT-37-75との見分けのため)
     なを、FT-37-43は、導通がありませんが、FT-37-75は、抵抗計でKΩ台の導通が確認できます  

 ||||||||||||  KIT-DCF-37TEL-2C  コアの巻き方  ||||||||||||||||||||

1 色別2本の0.32mm ETFE被膜線 50cmを
  よじってバイファイラ線にします
  そのバイファイラ線を下記のように半分に折り返します

 
     2種類、3個のフェライトコア使います
      FT-37-43(白色マーク)--- 1個 と FT-37-75--- 2個
 

 

 13 同様に5回巻きます(コア内通過数) 計10回巻
      3個のフェライトコアに、合計30回巻(コア内通過数)します

  

 2 FT-37-43(白色マーク付)にバイファイラ線を、
   約半分の長さで コアに通します

        

 

 12  片側半分のバイファイラ線を下記のように
              反対側へ引張ります

    

 3 半分のバイファイラ線を5回巻きます(コア内通過数)
         

 

 11 バイファイラ線を5回巻きます(コア内通過数)
    

  4 もう片側半分のバイファイラ線を下記のように
           反対側へ引張ります

    

 

 10   反対側のバイファイラ線を、下記のように
         2個目のFT-37-75コアに通します

        

 5 同様に5回巻きます(コア内通過数) 計10回巻
   

 

 9  同様に5回巻きます(コア内通過数) 計10回巻
        

 6  FT-37-43に巻いたバイファイラ線の片側を
       FT-37-75に通します
 

 

 8 バイファイラ線を下記のように反対側へ引張ります
        

 7 FT-37-75に5回巻きます(コア内通過数)  
   
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