|
ＨＦ帯無線機 200W対応のコモンモード・チョーク（フロート・バラン）を作ります
大型61φコアに、耐熱レイテン絶縁同軸 3D-QEVを巻いて作ります
簡単な構造ですが、特に アマチュア無線3.5～50MHz帯
HFバンドの
コモンモードインピーダンスが 3KΩ以上と、特性が良く 、かなりな効果が期待できます
無線機の出力端子や、防水処置をして、アンテナ給電点や、同軸中間点などに挿入してコモン電流を抑制するものです
コモンモード・チョーク ＤＣＦ-ＲＦ-6113 の作り方
①大型の直径61mm内径35.5mm厚さ12.7mmのフェライトコアに 耐熱レイテン絶縁 3D-QEV同軸ケーブル 1.5mをコアの巻き方の通り15回巻（コア内通過数）します、
②巻き込んだ同軸は、ほどけないように結束バンドで両端をとめておきます
③同軸の両端に、MPプラグを、ハンダ付けして完了です
④使用接続状況により MA-JJで中継接続します
|
完成構成図
入出力の方向性はありません
コモンモード・フィルタは、金属物から数cm以上離して設置してください |
| 部 品 表 |
|
フェライトコア
F610-43---1個 |
| 耐熱同軸 3D-QEV---1.5m |
| M型プラグ MP-3(Ni)---2個 |
| M型中継ジャック MA-JJ
---1個 |
| 結束バンド---2本 |
|
|
DCF-RF-6113
周波数：1.8～50MHZ
インピーダンス：50Ω
入出力端子：M-P型
+ MA-JJ 付属
耐入力： 200W
サイズ：約 78φ× 28mm
同軸入出力部を除く
|
|
DCF-RF6113
コモンモード・チョークの
減衰特性 代表特性 50Ω系
|
| 周波数 MHZ |
1
|
1.9 |
3.5 |
7 |
14 |
21 |
28 |
50 |
| 減衰量 -dB |
22.6 |
28.26 |
33.4 |
37.3 |
40.1 |
38.3 |
35.5 |
30.8 |
| インピーダンス ｋΩ |
1.3 |
2.6 |
4.7 |
7.4 |
10.1 |
8.2 |
5.9 |
3.4 |
| 許容通過電力 連続 W |
- |
829 |
550 |
397 |
268 |
240 |
190 |
147 |
| |
アマチュア無線の間欠運用での通過電力は、CWで2倍、SSBでは3倍で使用可能と思われます、
(デジタルモードでは1/2ほどまでが安全と思われます) |
|
|
完成例
|
|
|
|
