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NO.73  BCL用アンテナバラン50Ω:450Ω/600Ω/800Ωの作り方  

100KHz〜30MHz受信用 抵抗終端型タイプ ループ、T2FD、フラグなどの平衡アンテナ対応の 50Ω:450/600/800Ω アンテナバランを作ります
巻き数を変えて、450/600/800Ωに対応します, うまくやれば、タップを出して切替、つなぎ替えでも可能と思われます

BCLアンテナ用バラン  KIT-DB-468BCL 

 50Ω 不平衡 : 450/600/800Ω平衡  100KHz〜30MHz 受信用 
許容入力電力 : 連続 10W / CW 20W / SSB 30W  
サイズ50W×75H×30Dmm(突起物を除く)   重量 約 120g 

   |||||||||||||||||  50Ω: 450/600/800Ωバランの作り方  ||||||||||||||||||||  
@、3本の被膜線を、コアの巻き方のように、18回巻きます、600/800Ωは、さらに、折り返し 4回/ 9回上巻きします
A、巻き始めと、巻き終わり、端末配線の通り配線し、半田付けします  
B、プラボックスにボルトナットM-BR(M型座)を取り付ける
C、巻いて作ったコアを、構成図のように、ボックス内に収めて結線半田付けします
D、接着剤などで、端子等をかためて、フタをして完成です 

構 成 図

回 路 図

参考資料  巻き数はコア内通過数 (コアの巻き方 9、 10、)

折り返し上巻き数による概略インピーダンス
巻き数  2t 3t 4t 5t 6t 7t 8t 9t
インピーダンスΩ 519 555 593 632 672 713 756 800
アンテナ端子取付方法


部 品 表
 フェライトコア 3977001001------1
  0.65mm被膜線65cm---- 1
  0.32mm被膜線1m----2
 M型接栓座 M-BR----1
 自己融着テープ----10 cm
 ステンボルトナットワッシャー
 蝶ナット、ラグ端子----2組
 プラボックス----1 
 波型碍子---1
 結束バンド---2

     コアの巻き方               

1、0.65mmの被膜線を
    半分ほどで折り返します

      
2、0.65mm被膜線を 
    コアに約半分の長さで通します
3、半分の0.65mm被膜線を
    9回巻きます (コア内通過数) 
4、
もう半分の0.65mm被膜線を図のように 同様に9回巻きます (コア内通過数)
合計18回巻きす

5、
0.32mm被膜線を図のように、約5cm残して、0.65mm被膜線の横に並列に合計18回平行巻きします(コア内通過数)
  

6、
さらに もう1本の0.32mm被膜線は図のように 反対端から、約5cm残して、0.65mm被膜線の横に並列に同様に、合計18回平行巻きします(コア内通過数)

450Ωは
11、端末配線へ

巻き線配列

 3線平行配列

7、
自己融着テープを図のように 半分にカットします

8、
 
自己融着テープを長さを1.2倍に伸ばしながらコアの1/4ほどまで 巻線の上に図のように少しずつ重ね巻きします

9、
0.32mm被膜線の片側を巻いたテープに折り返し600Ωは4回/800Ωでは9回上巻きします
   (コア内通過数)
600Ω

800Ω
10、 もう1本の0.32mm被膜線も折り返し600Ωは4回/800Ωでは9回上巻きします
   (コア内通過数)
600Ω
800Ω

SWR測定方法例 

抵抗は短く接続します
(コアに直に接続した方が測定誤差は少ない)

   11、端末配線
0.65mm被膜線の巻き始めと、巻き終わり側の0.32mm被膜線を、配線結線し、ねじり合わせます

また、 0.65mm被膜線の巻き終わりと巻き始め側の0.32mm被膜線も、配線結線し、ねじり合わせます
450Ω
600Ω
800Ω

12、コアの完成

450Ω
600Ω
800Ω

コア完成例

450Ω
600Ω

800Ω

2009/12/09
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