↑スポンサーリンク

DDD 3D無線クラブ 目次へ     無線あそびのススメ 
3D無線クラブ 3D RADIO CLUB

NO.74  受信用 200MHz ハイパスフィルタの作り方

受信用のハイパスフィルタ、200MHz以上は通過させ、200MHz以下を減衰させる、フィルタを作ります
UHF受信用に、200MHz以下を減衰させ、中波短波帯など強力な電波による混変調障害対策に効果が見込めます
受信機の入力側に、このハイパスフィルタを挿入することにより、簡単な構造ですが、かなりな効果が期待できます 

減衰量は、100MHzで-40dB、70MHzで-60dB、60MHz以下では-70dB以上となかなかなものです
挿入損失は、220MHzで-1.3dB、230MHz以上で-0.5dB以下で十分実用になりますね

  200MHz ハイパスフィルタの作り方  

プリント生基板 約30×35mmに簡易に約5×20mmのプリント生基板を貼り付けて部品を直付けして作ります

@約5×20mmの小プリント生基板をヤスリやカッターなどで銅箔を、3分割カットします(または、約5×7mmのランドを3個用意します)、瞬間接着剤、や両面テープで約30×35mmのプリント生基板に構成図のように貼り付けます

Aトロイダルコア T-25-12に 0.5 UEW ポリウレタン銅線約10cmを巻きます
5回巻き(コア内通過数)を2個、3回巻きを1個の合計3個作ります

 
T-25-12 0.5UEW 10cm 
5回巻(コア内通過数)
2個作ります


T-25-12 0.5UEW 
3回巻きを1個

Bプリント基板に、構成図のように、コンデンサーと Aで作った5回巻、3回巻コアをハンダ付けします 
C同軸もハンダ付けして固定し完成です

部品表

コンデンサー  7pF セラミックコンデンサ 2
トロイダルコア T-25-12 3
ポリウレタン銅線 0.5 UEW 30cm
プリント基板 約30×35mm 1
プリント基板 約5×20mm 1



  ***** 
製作例 *****


金属ケースに収納、BNC-J端子で試作しました

200MHz HPFハイパスフィルタの減衰特性

周波数 MHz 〜60 70 100 150 200 220 230 500 1000
減衰量 -dB 70 64 43 21 5 1.3 0.5 0.5 0.5


2010/03/03


DDD 3D無線クラブ 目次へ戻る

Copyright(c) 2010 3D RADIO CLUB All rights reserved