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81 、
中波,短波帯対応 リターンロスブリッジ(SWR
BRIDGE)の作り方
小型なフェライトコアFT-50-43、または相当品に巻線して 中波〜短波帯対応の50Ωリターンロスブリッジを作ります
構成図の通り、コアの巻き方例のように、巻いて作ったトランスを金属ケースに収めます、R
50Ωは、100Ωの抵抗を2本並列につないで50Ωの合成抵抗にします 500KHz〜10MHzは高特性です(リターンロス50dB以上)、アマチュア的には100KHz〜50MHzまで使えそうです
RF IN(入力端子)に、SSG(標準信号発生器)や、トラッキングジェネレーターなどの信号源を接続し、
OUT(出力端子)に、スペクトラムアナライザー、受信機、レベルメーターなどを接続して測定します
DUT端子にアンテナ、フィルターなどの被測定物を接続します
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構 成 図
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回路図
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Return Loss Bridge 部品表 |
フェライトコア FT-50-43 又は相当品---1
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0.32mmETFE線------20cm×4
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100Ω抵抗-----2 |
BNC型接栓座 BNC-BR----3 |
金属ボックス TD4-6-3N----1
(40×27×60mm)
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|||||| リターンロスブリッジ
トランスの作り方 ||||||
小型なフェライトコア FT-50-43に、 0.32mm程の通信線やラッピング線などの耐熱被膜線を20cmを4本用意し、
巻き方例のようにコアに巻いて作ります
コア巻き方例
フェライトコア FT-50-43に0.32mmETFE線20cm4本(色別線)を使います
@緑線をコアの1/4に、8回巻ます(コア内通過数)
➁緑線に続けて青線もコアの1/4に、8回巻きします(コア内通過数)
B緑線と青線を結線ねじりあわせします、緑線+青線でコアの1/2
合計16回巻き,中間8t結線タップ(コア内通過数)になります
C図の通り白線も、コアの1/4に、8回巻きします(コア内通過数)
D赤線は白線とキャンセル巻きで、コアの1/4に8回巻きします(巻き方向に注意します)
E白線と赤線を結線します 白線と赤線はキャンセル巻で8回巻+8回巻(コア内通過数)になります
製作例の特性測定
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DUT-OPEN 減衰量
M1 100kHz -9.8130 dB
M2
135kHz -8.0290 dB
M3 500kHz -4.2406 dB
M4 2MHz -3.9608 dB
M5 10MHz -4.9446 dB
M6 20MHz -6.9484
dB
M7 30MHz -8.8395 dB
M8 50MHz -11.4403 dB
M9
100MHz -10.2268 dB
DUT 50Ωダミーロード接続例
M1 100kHz -73.0723 dB
M2 135kHz
-70.6049 dB
M3 500kHz -68.9526 dB
M4 2MHz -68.5531
dB
M5 10MHz -75.9359 dB
M6 20MHz -63.6851 dB
M7
30MHz -57.7705 dB
M8 50MHz -51.9420 dB
M9 100MHz -45.2849 dB
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リターンロス測定例
@信号源 SSGやTGから 0dBm程度を入力します
ADUT 測定端子オープン(何も接続しない)時の減衰量を測定
(DUT オープン時の減衰量=dB±1dB
⇒リターンロス=0dB)
BDUT 測定端子に被測定物を接続して減衰量を測定します
C BとAの減衰量の差がリターンロス(dB)になります
この測定値からVSWRへ換算します |
リターンロスVSWRの換算 |
リターンロス |
VSWR |
1dB |
17.4 |
2dB |
8.72 |
3dB |
5.85 |
4dB |
4.42 |
5dB |
3.57 |
6dB |
3.01 |
7dB |
2.61 |
8dB |
2.32 |
9dB |
2.10 |
10dB |
1.92 |
12dB |
1.67 |
14dB |
1.50 |
16dB |
1.38 |
18dB |
1.29 |
20dB |
1.22 |
25dB |
1.12 |
30dB |
1.07 |
35dB |
1.04 |
40dB |
1.02 |
45dB |
1.011 |
50dB |
1.006 |
60dB |
1.002 |
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高域周波数特性の補正
DUTとOUTの間に C:コンデンサーを挿入して高域周波数特性の補正が可能です
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インピーダンスの変更
R:抵抗値を75Ωに変更すれば、75Ω系の測定が可能です
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製作例では BNC-BRのテフロン絶縁部分はカッターなどでカットし、端子も短くカット処理しました
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処理前
↓
処理後 |
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2013/07/16
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