KIT-DCF-50TEL-2C  部品セット
電波障害対策 テレホン、インターホン用 コモンモード・チョークの作り方

500KHz〜50MHZ帯以上まで対応のコモンモード・チョーク KIT-DCF-50TEL-2C を作ります
機器や接続BOXなどに内蔵できるように小型のコア2種類3個のフェライトコアを使います
フェライトコアに、バイファイラ線を巻いて、コモン・モード・チョークを作ります
複数のコアの組合せで、広帯域、高インピーダンスを実現し、500KHz〜50MHZ帯以上の高周波に、強力な効果が期待できます
この
コモン・モード・チョークはTELやインターホンの親機、子機などの入出力端子や、コードの中間に挿入してコードから混入する妨害波を抑制するもので、障害の対策や予防に役立つと思います


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KIT-DCF-50TEL-2C の作り方  |||||||||||||||||||||||

  @、色別2本の0.32mm ETFE被膜線 または、0.4mmポリエチレン被膜線1mをよじってバイファイラ線にします
  A、そのバイファイラ線を小型の2種類3個のフェライトコアを横並べで、巻き込みます
    3個のフェライトコアは、FT-50-43を中間に、両サイドに FT-50-75 を配置します
 
  コアの巻き方の通り18+18+18=合計54回巻(コア内通過数)します、
     (FT-50フェライトコアのサイズは、約 直径12.7mm内径7.15mm厚さ4.9mmです)
  B、巻き上がりましたら、熱収縮チューブで固めて完成です

コモンモード・チョークの構成図

部 品 表
フェライトコア FT-50-43----1個 (白色マーク)
フェライトコア FT-50-75----2個
0.32mm ETFE被膜線 または、
0.4mmポリエチレン被膜線1m----2本(2色)
熱収縮チューブ 15φ 6 cm----1

コモンモード・チョークの完成図

入出力の方向性はありません


巻き上がり例



完成例

完成サイズ: 約60×17×8mm

KIT-DCF-50TEL-2C コモンモード・チョークの 減衰特性 概略

周波数 MHZ 0.5

1

1.9 3.5 7 14 21 28 50 100 150
減衰量 -dB 32 37 41 41 40 40 40 39 34 25 19
インピーダンス kΩ 4 7 11 11 10 10 10 9 5 1.8 0.9

   *フェライトコア FT-50-43に、白色マークをつけました(FT-50-75との見分けのため)
      なを、FT-50-43は、導通がありませんが、FT-50-75は、抵抗計でKΩ台の導通が確認できます   

 ||||||||||||  KIT-DCF-50TEL-2C  コアの巻き方  ||||||||||||||||||||

  1 色別2本の0.32mm ETFE被膜線 を
      よじってバイファイラ線にします
   そのバイファイラ線を下記のように半分に折り返します

  
    2種類、3個のフェライトコア使います
       FT-50-43(白色マーク)--- 1個 と FT-50-75--- 2個 

 

 13 同様に9回巻きます(コア内通過数) 計18回巻
       3個のフェライトコアに、合計54回巻(コア内通過数)します
  

 2 FT-50-43(白色マーク付)にバイファイラ線を、
   約半分の長さで コアに通します

        

 

 12 片側半分のバイファイラ線を下記のように
            反対側へ引張ります

       

 3 半分のバイファイラ線を9回巻きます(コア内通過数)
         

 

 11 バイファイラ線を9回巻きます(コア内通過数)
    

 

 4 もう片側半分のバイファイラ線を下記のように
        反対側へ引張ります

        

 

 10   反対側のバイファイラ線を、下記のように
         2個目のFT-50-75コアに通します

        

 5 同様に9回巻きます(コア内通過数) 計18回巻
        

 

 9  同様に9回巻きます(コア内通過数) 計18回巻
        

 6  FT-50-43に巻いたバイファイラ線の片側を
      FT-50-75に通します
   

 

 8 バイファイラ線を下記のように反対側へ引張ります
        

 7 FT-50-75に9回巻きます(コア内通過数)
 
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